ニュースワード「原発処理水」

AI要約

東京電力福島第1原発事故により生じた汚染水を浄化処理した原発処理水がトリチウムを希釈して海に放出されている。

現在、原発敷地内のタンクには約131万トンの処理済み水がたまっており、保管容量の95%を占めている。

 原発処理水 2011年の東京電力福島第1原発事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)の冷却などで生じた汚染水を浄化処理した水。東電によると、水素に性質が近いトリチウムは、放射性物質の除去設備では取り除けずに残るため、濃度が政府の規制基準の40分の1となる1リットル当たり1500ベクレル未満になるよう希釈してから海に放出している。

 原発敷地内に林立するタンクには、処理途中を含め8月15日時点で約131万トンがたまっており、保管容量の95%を占めている。