客室はすべてスイートルーム!? 長崎・平戸の歴史や文化・自然・食を楽しめる5部屋だけの“小さなホテル” 宿泊者限定のプライベートサウナも完備
平戸市に位置する小さなホテル「Kikka Hirado」が2024年に開業する。
平戸の歴史や文化、自然、食、そして松浦熈公の影響が特徴的。
ホテルは浜辺に面し、海景を望む客室やサウナ、環境に配慮した取り組みが魅力的。
長崎県平戸市に、歴史や文化、自然、食にふれて、ゆっくり心と感性をひらき、余韻の楽しみを広げてくれる5部屋だけの小さなホテル「Kikka Hirado」が、2024年9月15日に開業します。
長崎の北西部に位置する城下町・平戸は、大陸と島国の文化がいち早く出会う場所として、数奇な運命を辿ってきたといいます。
そして、日本の伝統的な寺院や茶室のすぐそばに、オランダの商館や洋菓子店、カトリックの教会が建ち並ぶという珍しい景観が、その歴史を今に伝えてくれます。
また、鯨やアゴ(飛魚)が自由に泳ぐ大海原をはじめ、世界遺産にも選ばれた棚田やカクレキリシタンの里など、美しくも大らかな風土を特徴とします。
そんな平戸を生涯にわたって愛し、文化の礎を築いた人物が、平戸藩の10代目藩主・松浦熈(まつら ひろむ)公。同ホテルは、松浦熈公が作庭にかかわった「梅ヶ谷津偕楽園」の隣に生まれた、スモールラグジュアリーホテルです。
九州本土と平戸島を結ぶ「平戸大橋」からクルマで約6分。同ホテルの客室からは、かつての藩主が見ていた海景を、額縁のように切り取った窓から独占することができます。
さらに、宿泊ゲスト専用のサウナにも大きな窓が設置され、屋外に設置された水風呂とウッドデッキでは海景とのさらなる一体感を楽しめるのも魅力。
その他、美しい環境に配慮した取り組みも象徴的で、無農薬で育てられたネロリを使ったアメニティを厳選し、リサイクルウォーターボトルなども採用しています。
ダイニングレストランでは、平戸が異国文化を受け入れてきたように、東西・新旧が交わることをコンセプトとした料理を提供。
同レストランでは地元産の食材だけでなく、伝統的な圧搾法で作られる油や塩といった調味料、風土を生かして作られる日本酒や焼酎、長崎の波佐見焼や三川内焼などにも注目です。
ホテル内には、宿泊ゲスト以外も立ち寄れるギャラリーラウンジも設置。日常の喧騒から離れ、過去や未来に想いを馳せる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。