京都で唯一「能舞台」があるホテルってなに!? 清水寺のすぐそばの高台に位置！ 日本初進出の“フラッグシップ・ホテル”とは

　シンガポールを拠点にしている「バンヤン・グループ」の旗艦ブランド「バンヤンツリー・東山 京都」が2024年8月20日、京都・東山エリアで日本初進出を果たしました。

　バンヤンツリーは、主にプライベートプールを備えたオールヴィラの客室を誇り、プレミアムなリゾート体験を提供するホテルブランド。

　日本初上陸となるバンヤンツリー・東山 京都は、清水寺や高台寺まで徒歩10分圏内という、東山の観光エリアの中心かつ京都市内を一望できる高台にオープンしました。

　ホテルのデザインは、「幽玄」がコンセプト。古来より、現世と来世を隔てる結界のような場所として言い伝えられてきた東山の霊山エリアでは、此岸と彼岸が交錯する場所でもあるということにちなんで設定されました。

　そのため幽霊や神など、この世のものではないものが主役になることも多い能楽と、同施設の特徴的な立地が持つ境界性の象徴として、敷地内には建築家・隈 研吾氏によるデザインで能舞台「Noh Stage」を設置。能舞はもちろん、現代的なパフォーマンスや演奏の舞台として機能する予定です。

　客室は、全52室を用意。客室内には、大きなビバの木のバスタブや畳を設け、日本の伝統素材や工芸品の美しさを感じられる空間となっています。

　また、専用の天然温泉付きの「ONSENリトリート」や「バンヤンONSENリトリート」など、6タイプの客室を取り揃えています。

　さらに、ホテルのデザインコンセプト「幽玄」と、能楽台にちなみ世阿弥の残した能の伝書のひとつ「風姿花伝」のうち「秘すれば花」という一節を客室のテーマに掲げ、室内に入った瞬間驚きと感動を覚えるようなデザインを採用。

　天然温泉の源泉を楽しめるのもポイントです。大浴場や、一部の客室、スパの各トリートメントルームにて癒しの体験ができます。

　芸術性の高いこだわりの食も要チェック。48席の客席を設ける割烹料理「りょうぜん」では、地域の旬の食材を中心に、その産地の物語性も楽しめるような会席コースメニューなどを堪能。

　京野菜はもちろん、京都産味噌や黒七味など京都ならではの調味料にもこだわっています。

　「BAR RYOZEN（バー リョウゼン）」は、選りすぐりの日本酒と個性豊かなカクテルを楽しめる隠れ家的なバー。

　希少な日本酒を含む30種類以上の京都の地酒と、格別の日本酒を揃えています。「RYOZEN抹茶ジントニック」や「Mirinブリーズ」など、京都の食材を使用したカクテルもおすすめです。

　京都で新しいリトリート体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。