【日本株】配当利回り5%超でアナリストの評価が高い「高配当株」2銘柄! 配当維持力がピカイチの「JT」、構造改革で業績が急回復している「日本製鉄」に注目!

AI要約

株式市場全体が大きく下がった今、高配当株を買う絶好のチャンスが訪れている。

アナリストが高く評価する「JT(日本たばこ産業)」と「日本製鉄」は配当利回り5%超で注目の銘柄である。

JTは世界3位のたばこ会社で、配当維持力が高く、増益に向けた取り組みが評価されている。一方、日本製鉄は成長期待度が高く、構造改革や海外事業拡大が注目されている。

【日本株】配当利回り5%超でアナリストの評価が高い「高配当株」2銘柄! 配当維持力がピカイチの「JT」、構造改革で業績が急回復している「日本製鉄」に注目!

 【日本株】アナリストの評価が高い「高配当株」の2銘柄!  配当維持力の強い「JT(日本たばこ産業)」と、業績成長が加速する「日本製鉄」は配当利回り5%超でおすすめ! 

●世界に誇る配当維持力で王座を獲得した「JT」や、

収益改善で来期に大幅増益が見込める「日本製鉄」に注目! 

 最近、好業績の高配当株が増えている。東証が低PBR企業に改善要請を出したことがきっかけとなり、増配などの株主還元策を強化する企業が続出しているからだ。また、株価が下がると配当利回りはアップする。よって、株式市場全体が大きく下がった今は、高配当株を買う絶好のチャンスだ。

 以下では、そんな高配当株の中でもアナリストなどの株のプロが”有望”と太鼓判を押す、大注目の2銘柄を紹介していこう(※配当利回りなどのデータは8月6日時点。銘柄は、アナリストなどのプロ22人が、利回りのほか業績なども考慮して選定)。

 最初に紹介するのは、プロの推し銘柄ナンバーワンに輝いた、配当利回り5.15%のJT(日本たばこ産業・2914)だ。

 JTは世界3位のたばこ会社。たばこ事業のほか、食品や医薬品事業など業容を拡大している。配当維持力は日本株トップクラスで、1994年の上場以来、減配は2021年12月期の1回のみ。安心して保有できるのが魅力だ。

 「原材料高でコストは増加も、値上げ効果や加熱式たばこの販売増で増収へ。加熱式たばこ市場は成長しており、海外拡大のため巨額投資を続けています」と、フェアトレードの西村剛氏は高く評価する。

 また、ケイ・アセットの平野憲一さんは「国内での売上高は伸び悩んでいますが、欧州やアフリカ、中近東での事業拡大が期待できます。長期での安定収益が期待できるため、増配が継続すると見ます」と分析している。

 JTに次いで高評価となった高配当株は、配当利回り5.21%の日本製鉄(5401)だ。

 日本製鉄は日本トップの鉄鋼メーカー。現在の“脱デフレ相場”を追い風にできる業態の中でも、成長期待度が高い銘柄と言える。株価水準が割安なだけでなく、構造改革と成長投資を着実に進めており、経営への評価も高い。

 金融文筆家の田代昌之さんは「構造改革や電磁鋼板の販売拡大で成長継続。インドを中心に海外事業も展開しています。USスチール買収の動向は不透明ですが、成功すれば株価上昇が見込めます」と見ている。

 また、ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチの小林大純さんは「国際的な鋼材市況の悪化などで株価は低迷も、配当利回りが約5%と魅力的な水準。今期末の鹿島高炉の休止などで、来期は大幅増益が見込めます」と分析する。