日本製鉄とJFE、オーストラリアの炭鉱の権益取得
日本製鉄とJFEスチールがオーストラリアの炭鉱の権益を取得する契約を結んだことが発表された。
日本製鉄が20%、JFEが10%の出資を行い、高品質でCO2排出量が少ない原料炭が埋蔵されているとされる炭鉱である。
鉄鋼業界では電気や水素を活用した脱炭素技術の開発が進められている中、石炭製法を維持することが生産や収益の安定につながるとしている。
大手製鉄の日本製鉄とJFEスチールは、オーストラリアの炭鉱の権益を取得すると発表しました。
両社は、製鉄の原料炭を供給しているオーストラリアの「ブラックウォーター炭鉱」の権益に出資する契約を結びました。
日本製鉄が権益の20%に相当するおよそ1080億円、JFEは10%に相当するおよそ520億円をそれぞれ出資します。
鉄鋼の生産現場では電気や水素を活用した脱炭素の技術開発が進められていますが、これまでの石炭を使った製法を維持することが生産や収益の安定につながるとしています。
出資先の炭鉱で取れる原料炭は高品質で二酸化炭素の排出量が少なく、埋蔵量も多いことで知られているということです。