【住宅ローン】「結局、頭金っていくらにすればいいの?」住宅ローンの頭金を決める計算式を公開!

AI要約

住宅ローンの頭金について、フラット35や他の場合での考え方を解説しました。

頭金の目安や入れるメリット、金利の変化による影響を示しました。

返済期間や返済額による比較も行い、頭金の重要性を強調しました。

【住宅ローン】「結局、頭金っていくらにすればいいの?」住宅ローンの頭金を決める計算式を公開!

これから住宅ローンを組むというタイミングで悩むのが「頭金をいくらにすればいいか?」ではないでしょうか。この記事では、頭金をいくら入れれば良いか考え方をお伝えします。

以前は、頭金は物件価格の2割といわれていましたが、住宅価格が高騰し、2割も準備するのは簡単なことではありません。1割すら準備するのは厳しいケースもあります。とはいえフラット35の場合は、1割以上の頭金を入れると金利が下がるため、フラット35を利用するなら1割は準備しておきましょう。

では、フラット35以外の場合は、いくら頭金を準備すれば良いでしょうか? まず、生活費の6ヶ月分とローン手数料や引っ越し費用等諸費用分は手元資金として確保しておきます。その他教育資金等、目的を決めて貯蓄しているお金は頭金には入れないほうが良いでしょう。したがって、下記の計算式で算出される金額が頭金の目安です。

貯蓄・運用資産-生活費6ヶ月分-諸費用分-目的が決まっている貯蓄

上記の式で計算した金額が、もし0以下になるならフルローン、あるいは諸費用も含めてローンを借りる形になります。

頭金を入れるメリットは、なんといっても利息が少なくなることです。では、どの程度少なくなるのか、物件価格4500万円、金利0.7%として頭金を500万円入れる場合と入れない場合の利息差を確認しましょう。

利息差は35年で64万円という結果になりました。それほど大きなインパクトはないかもしれません。しかし、もし7年ごとに0.3%金利が上昇(0.7%→1%→1.3%→1.6%→1.9%)するとどうでしょうか。

利息差は約100万円まで差がふくらみました。

また、上記比較は返済期間を統一させていますが、統一する項目を毎月の返済額にするとどう変化するでしょうか。頭金を入れなければ、月の返済額は約12万円になるため、毎月12万円なら返済できるという家計を想定しています。