シーメンス、空港物流事業売却で豊田自動織機傘下の蘭企業選定=関係筋

AI要約

ドイツのシーメンスは、空港物流部門を売却するために、オランダ企業ファンダランデを売却先候補に選定した。

シーメンスはポートフォリオ企業の売却を進めており、シーメンス・ロジスティクスもその一つ。

現在、売却条件が交渉中で、承認待ち状態にある。

シーメンス、空港物流事業売却で豊田自動織機傘下の蘭企業選定=関係筋

[ミュンヘン 22日 ロイター] - 独シーメンスは、空港物流部門シーメンス・ロジスティクスの売却先候補に豊田自動織機傘下のオランダ企業ファンダランデを選定した。売却手続きに詳しい複数の関係者がロイターに明らかにした。

シーメンスは中核事業に集中するため19年から「ポートフォリオ企業」と呼ばれる事業の売却を進めており、シーメンス・ロジスティクスはその一社。

関係者によると、現在、売却条件を交渉中で、シーメンスの監査役会の承認待ちという。

シーメンスとファンダランデはコメント控えた。

ファンダランデは、豊田自動織機が2017年に買収した。世界600以上の空港で使用されている荷物用コンベヤーベルトや小包仕分けシステムを手掛ける。従業員数は9000人で、年間売上高は22億ユーロ(24億5000万ドル)。