日機装が技術研究所に新棟建設 CAEを活用、技術者の交流図る

AI要約

日機装は、日機装技術研究所内に新研究棟を建設し、次世代エネルギーに対応する研究開発を行う。

新研究棟では、コンピューター上でのシミュレーション技術「CAE」を活用し、既存の実験プロセスを改善する。

技術者同士の交流を促進するため、メディカル技術センターとの連結や共有スペースを設ける。

日機装が技術研究所に新棟建設 CAEを活用、技術者の交流図る

 日機装は、研究開発拠点の日機装技術研究所(東京都東村山市)内に、新研究棟を建設すると発表した。

 新研究棟では、トライ&エラーを繰り返していた従来の実験プロセスを、コンピューター上でのシミュレーションに置き換える技術「CAE」を活用する。水素やアンモニアなどの次世代エネルギーに対応するポンプや電子部品の生産自動化、コンポジット(複合材料)などに関する研究開発を行う。

 また、既に稼働中のメディカル技術センターと新研究棟を連結し、技術者が互いの知識を共有する場を設ける。

 技術者同士の交流を支援する環境を整備することで、事業部間のコラボレーションを推し進めるという。

 延べ床面積は9900平方メートル、地下1階、地上3階建て。9月から解体作業を開始し、25年10月から建築工事に着工。27年6月の稼働を目指す。