地場産業の発展目指す事業に姫路信用金庫が助成金 フードドライブ活動では食品などを協力団体に贈呈

AI要約

姫路信用金庫と兵庫県立大学が共同で行う新製品・技術の研究開発支援助成金について、令和6年度の受賞者が決定し、贈呈式が行われた。

受賞者は5社で、一次産業からの原材料を加工し地場産業を活性化する取り組みを共通テーマとしている。

また、同日にはひめしんフードドライブの活動として、NPO法人フードバンクはりまへの食料品贈呈も行われた。

地場産業の発展目指す事業に姫路信用金庫が助成金 フードドライブ活動では食品などを協力団体に贈呈

 姫路信用金庫(本店:姫路市十二所前町)が兵庫県立大学と共同で取り組む、新製品・技術の研究開発や新分野への進出を目指す企業を支援するための助成金について、このほど令和6年(2024)年度の対象者が決まり、同本店内で贈呈式が行われた。

 この「ひめしん研究開発支援助成金」は今年で20年目。助成を受けることが決まったのは、▼株式会社 御座候▼合名会社 アリモト▼株式会社アトラステクノサービス▼有限会社 新喜皮革▼イタリアン酒場 まるべろの5社だ。

 共通テーマは、一次産業から生み出された原材料を加工し、付加価値を見出し、地場産業を活性化させる取り組みであること。同金庫の三宅理事長は「研究開発としての成果がたとえ狙いと違うところへたどり着いたとしても、そこからまた紡ぎだせるものへの意義は非常に大きいと考えられる」とし、粘り強く寄り添い、支援していきたいと語った。

 また同日に、「ひめしんフードドライブ」の活動として、協力団体である「NPO法人フードバンクはりま」に食料品などの贈呈が行われた。

 ひめしんフードドライブは令和4(2022)年度から実施されている活動で、フードロスを減らすとともに、貧困のため十分な食事をとることが難しい子どもたちのため、各家庭で余剰が生じた食品・物品を姫路信用金庫全店で集め、フードバンクはりまを通じて配給につなげている。

 贈呈を受けたフードバンクはりま理事長の辻本美波さんは「2018年に活動がスタートし、5年半を迎えた。ありがたいことに寄付・支援も増えているが、それを上回って支援先も増えている。これからも支援の輪を広げ、困っている方とつながりを持ち、支援を続けていきたい」と話した。