賃金が高くて物価が安い地域はあるの!?コスパが1番よい都道府県はどこ?

AI要約

厚生労働省の調査によると、東京都が最も高い賃金水準を誇る都道府県であり、神奈川県、大阪府、栃木県、愛知県がそれに続く。

一方、総務省の調査によると、鹿児島県、宮崎県、群馬県、大分県、福岡県が物価水準が低い都道府県である。物価水準が高い都道府県は東京都がトップで、神奈川県が続く。

コスパのよい都道府県を考えた場合、東京都や神奈川県などは高い収入と比較的低い物価のバランスが取れているといえる。

賃金が高くて物価が安い地域はあるの!?コスパが1番よい都道府県はどこ?

「賃金が高くて、物価が安い」そんなコスパのよい都道府県はどこなのか、気になる方もいるかもしれません。そこで今回は「収入の高い都道府県」と「物価の安い都道府県」のトップ5をそれぞれ紹介します。

また、どちらのランキングにも入る都道府県を調査し、コスパのよい都道府県はどこなのかもあわせて紹介します。

厚生労働省が発表する「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、賃金が最も高い都道府県は「東京都」でした。同調査による都道府県別の賃金トップ5を、以下にまとめました。なお、全国計の平均賃金は31万8300円です。

1位 東京都:36万8500円

2位 神奈川県:35万400円

3位 大阪府:34万円

4位 栃木県:32万3000円

5位 愛知県:32万1800円

全国計の31万8300円を超える都道府県は上記の5つであり、そのなかでもトップは東京都です。次いで神奈川県となりますが、1位と2位には約2万円の差が生じています。なお、最も賃金の低い都道府県は青森県で24万9900円となり、トップの東京都と比較すると約12万円の差があります。

総務省が発表する「消費者物価地域差指数」の、「小売物価統計調査(構造編)2023年(令和5年)結果」によると、物価水準が最も低い都道府県は鹿児島県、次いで宮崎県でした。対して、最も高いのは東京都です。

同調査を基に、物価水準が低い都道府県を5県、以下にまとめました。なお、消費者物価地域差指数の全国平均は100です。

・鹿児島県:95.9

・宮崎県:96.1

・群馬県:96.4

・大分県:97.0

・福岡県:97.1

上記5つの都道府県は、全国平均の100を下回っています。物価水準が一番低い鹿児島県は、特に「教養娯楽」の項目において最もマイナスに寄与しています。

一方で、最も高い東京都は104.5、次ぐ神奈川県は103.1という結果です。物価水準が最も高いとされる東京都は、11年連続トップとなっており、特に「住居」が全国平均と比べても高い傾向にあるようです。