ふるさと納税の都道府県別納税利用者数ランキング、1位は東京都で平均寄付金額は139,937円

AI要約

ふるさと納税に関する最新の利用者数や利用率、平均寄付額についての調査結果が発表された。全国の都道府県別に利用者数のランキングや利用率のデータが示され、注目すべきポイントが見えてきた。

利用者数では東京都が1位で約178万人、利用率では東京都が1位で約23.8%という結果が出た。全体の利用者数は約1000万人で、前年より110万人増加している。

一方、東北地方ではふるさと納税の利用率が低いことが判明。関西地方が10位内に3つランクインし、利用率の高さが示された。

ふるさと納税の都道府県別納税利用者数ランキング、1位は東京都で平均寄付金額は139,937円

地方自治体への寄付金により所得税や住民税から控除される「ふるさと納税」。CMなどで耳にすることはあるだろうが、実際に利用したことはあるだろうか。ふるさと納税を扱う主要22サイトを横断比較できるウェブサイト「ふるさと納税ガイド」は2024年8月7日、都道府県別のふるさと納税の利用者数や利用率、平均寄付額について算出した結果を発表した。調査結果を詳しく見ていこう。

ふるさと納税の利用者数と対象者の寄付金額については、総務省のふるさと納税ポータルサイトで公開されている「総務省 令和6年度課税における住民税控除額の実績等(※1)」で記載されている「ふるさと納税に係る寄付金税額控除の道府県民税対象者数」から引用し、ふるさと納税ガイドが独自で平均寄付金額を算出している。

都道府県別のふるさと納税の利用者数について10位までを見てみると、1位は東京都で178万2661人、2位は神奈川県で94万8819人、3位は大阪府で83万2551人、4位は愛知県で71万3109人、5位は埼玉県で61万6725人、6位は千葉県で55万2818人、7位は兵庫県で48万4028人、8位は福岡県で36万5344人、9位は北海道で31万3863人、10位は静岡県で24万2746人という結果であった。福岡県と北海道が逆転している点を除くと人口の多い順と同じで、10位までは昨年とまったく同じ結果となった。また、利用者数は日本全体で約1000万人。昨年より約110万人の増加となる。

では、人口に対する利用率はどうだろうか。日本全体では13%となり、都道府県別に見てみると1位は東京都で23.8%、2位は大阪府で20.6%、3位は神奈川県で20%、4位は兵庫県で19.3%、5位は愛知県で18.9%、6位は京都府で18.5%、7位は滋賀県で18%、8位は奈良県で17.8%、9位は千葉県で17.6%、10位は埼玉県で16.8%という結果に。利用者数では10位までに入らなかった京都府、奈良県、滋賀県がランクインし、10位中半分を関西地方が占めている。一方で、東北地方ではふるさと納税の利用率が低いことが判明した。