初サンマ、キロ50万円 豊洲市場で過去最高値

AI要約

東京・豊洲市場にサンマが今シーズン初入荷し、大きなサイズが過去最高値で取引された。

昨年に比べて大幅に増加した入荷量と、全体の卸値が大幅に下がった中、大きめのサンマは超高値で取引された。

仲卸「山治」は買い取ったサンマを米国のすし店などで使用する予定で、漁師への感謝の意味も込めている。

 東京・豊洲市場(江東区)に19日朝、サンマが今シーズン初入荷した。

 このうち、一部大きなサイズには、1キロ当たり50万円、昨年のキロ20万円の2.5倍という過去最高値が付いた。

 同日の入荷は、17日までに北海道根室市の花咲港などで水揚げされたサンマの一部、約42トン。わずか約500キロだった昨年8月21日の初荷に比べ、大幅に増加した。

 大量入荷で、全体の卸値は昨年に比べ大幅に下げた中、大きめの1匹約140グラムサイズは、1匹当たり7万円を超える超高値。買い取った仲卸「山治」の山崎康弘社長は「景気付けに加え、漁師への感謝の思いを込めた」と話し、米国のすし店などで使われる予定という。