青春18きっぷで東京-名古屋、どこで「食事」にする? “地獄の静岡区間”も接続改善 途中駅には何がある?

AI要約

JR全線の普通列車が乗り放題の「青春18きっぷ」ユーザーにとって、東京-名古屋間の食事が気になるポイントとなっています。

2024年のダイヤ改正で、東海道本線の静岡区間は大運転列車と小運転列車に整理され、食事の調達が難しい場所も増えています。

主要駅ごとに食事情報を紹介。東京駅や小田原駅などは食事に困らないが、熱海駅などでは買い物に注意が必要。

青春18きっぷで東京-名古屋、どこで「食事」にする?  “地獄の静岡区間”も接続改善 途中駅には何がある?

 JR全線の普通列車が乗り放題になる「青春18きっぷ」ユーザーが特に多く利用するのが、東京-名古屋間でしょう。ただ普通列車しか乗車できない青春18きっぷの旅は、かねてから東海道本線の「静岡県内がとにかく長い」「腰が痛くなる」といった、「修業」のような印象もやや持たれています。そうした長旅のなかで特に気になるポイントのひとつが、食事ではないでしょうか。

 2024年3月のダイヤ改正で、東海道本線の静岡区間は基本的に、「熱海-浜松」の“大運転”列車と、静岡駅近郊の「興津-島田」を結ぶ“小運転”列車の2パターンに整理され、接続もよくなりました。そうなるとますます「どこで食事にありつくか」は迷うところかもしれません。この記事では東京-名古屋の主要駅における“食糧事情”を紹介します。

■東京

 巨大ターミナル・東京駅は、構内に商業施設「GRANSTA(グランスタ)」や駅弁専門店「祭」などもあり、日中であれば食事に困ることはありません。ただ、早朝や深夜だと少し難しいかもしれません。東海道本線の熱海・静岡・名古屋といった下り方面へ向かう9・10番ホーム上にあるコンビニ「NewDays」の営業時間は平日6時45分~23時(土休日7時~22時)。東京駅内構内には朝5時台から深夜0時台までオープンしているNewDaysもありますが、朝5時20分発の下り始発321M列車など早朝に乗る場合は、前日の調達を勧めます。

■平塚

東口改札、西口改札いずれの改札外にもNewDaysがあります(東口は6時~23時、西口は平日6時~21時30分、土日6時~19時)。また、東口改札へ向かう途中には立ち食いそばの「いろり庵きらく」(平日7時~22時、土休日8時~20時)、おにぎり店「ほんのり屋」(平日6時45分~21時、土曜6時45分~19時、日祝7時~18時)もあり、おなかの好き具合や乗り継ぎ時間に応じて選べます。

■国府津

 改札を出て右手にNewDays(平日6時~22時、土休日7時~20時)があります。

■小田原

 下り3・4番ホームにあったNewDaysは2024年7月に閉店。買い物をするなら改札階へ上がらないといけません。改札を出る直前には朝7時からオープンする「駅弁屋」(全日22時まで)があり、「鯛めし」などを入手可能です。またNewDaysが、改札外(6時~22時30分)と上り5・6番ホーム(6時20分~21時)にあります。

改札を出れば駅ビル「LUSCA(ラスカ)」があり、海鮮などご当地グルメを楽しめる店舗があるほか、小田急グループの駅そば店「箱根そば」もあります。

■熱海

 東京方面からの列車の多くが終点となる熱海ですが、降りたホームで買い物……とはいきません。下り2・3番ホームには飲料の自動販売機しかなく、NewDaysで買い物をしたければ上りの4・5番ホーム(6時50分~20時)か、改札外(6時30分~21時)に回りましょう。

 なお伊東線が発着する1番ホームにもNewDaysはありますが、7時~13時と開店時間が短いので注意。また、改札前には駅弁屋(9時~19時)、があるほか、改札を出れば、小田原と同じく駅ビルの「LUSCA」があり、ご当地グルメが食べられる店舗もあります。。