海保、遠隔無人機「シーガーディアン」追加導入 北九州に2機、25年度運用へ

AI要約

双日は海上保安庁向けに遠隔操縦無人機MQ-9B「シーガーディアン」2機の購入契約を締結し、北九州空港での運用を予定している。

シーガーディアンは24時間以上飛行できるGA-ASIの遠隔操縦無人機であり、海上保安庁が海上自衛隊の八戸航空基地を拠点に2022年10月から運用している。

双日は民間航空機や防衛関連の代理店として、シーガーディアンなどの取り扱いを行っている。

海保、遠隔無人機「シーガーディアン」追加導入 北九州に2機、25年度運用へ

 双日(2768)は8月16日、海上保安庁向けの遠隔操縦無人機MQ-9B「シーガーディアン」2機の購入に関する契約を開発元の米GA-ASI(ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ)と締結したと発表した。今回の契約分は2025年度に海保へ引き渡し、新たな運用拠点となる北九州空港での運用を予定している。

 シーガーディアンは、GA-ASIが開発した遠隔操縦無人機(RPA)で、全長11.7メートル、幅24.0メートル。複数のセンサーを同時に活用して24時間以上飛行でき、センサーで取得した画像や映像をリアルタイムで地上に送信する。

 海保は、シーガーディアンの運用を海上自衛隊の八戸航空基地を拠点に2022年10月から開始。当初1機だったが、2023年5月からは3機に拡充し、日本周辺海域での監視警戒や海難・災害などの事案対応にあたっている。これまでに、広島市で2023年5月に開催されたG7サミットでの海上警備や、今年1月に発生した能登半島地震の捜索救難などに投入されている。

 双日はシーガーディアンをはじめ、民間航空機や防衛関連の代理店を務めている。