【台風7号】 東京・横浜港 コンテナターミナル閉鎖。「湾外避難」勧告も

AI要約

台風7号の接近により、東京湾では大型貨物船の避難勧告が出され、各コンテナターミナルでも対応が進められている。

海上保安庁が出した「湾外避難・入湾回避勧告」により、船舶の退避が求められ、影響が予想される。

横浜港のコンテナターミナルも16日にゲートクローズとなり、台風対策が進んでいる。

 台風7号の接近を受け、東京湾では大型貨物船への避難勧告が出されるなど警戒感が高まっている。東京港の各コンテナターミナル(CT)でも対応を進め、15日午後1時現在、青海公共A1・A2や中央防波堤外側Y1・Y2は翌16日のゲートクローズが決まった。ほかの埠頭でも、同日にゲートクローズとなるターミナルが相次いでいる。横浜港でも同様に台風への備えが進んでいる。

 台風7号は東京湾各港の貨物取り扱いに影響を与えるとみられる。海上保安庁が14日午後に出した「湾外避難・入湾回避勧告」で、船舶を東京湾から退避させるよう求めたためだ。

 「高リスク船など」として避難・入湾回避を呼び掛けた船舶は、長さ160メートル以上の自動車運搬船およびコンテナ船、ガスタンカー、タンカーと大型危険物積載船(2万5000総トン以上の液化ガス船、5万総トン以上の危険物積載船)、長さ200メートル以上の客船・フェリーおよび貨物船など。

 これらに該当しない船舶についても避難を求めたほか、15日午後10時から東京湾への入湾を回避することを求めた。ただし、入湾回避については、係留強化などにより安全に避泊することが可能な船舶などは除かれる。

 横浜港の本牧埠頭や南本牧埠頭など各コンテナターミナルは16日、台風の影響を考慮して軒並み終日、ゲートクローズとなる。横浜港に入港するコンテナ船で1万5000TEU型が投入されているCMA―CGMの中南米サービス「ACSA1」では、通常スケジュールは木曜日寄港だが15日入港便は横浜抜港となった。