円下落、2週ぶり149円台 日米金利差の拡大意識

AI要約

16日の東京外国為替市場では、円相場が対ドルで大幅に下落し、2週間ぶりに1ドル=149円台を付けた。

米景気の後退懸念の緩和や日米の金利差の拡大を意識した円売りドル買いの動きが広がり、円安ドル高の流れとなった。

米小売売上高の伸びが市場予想を上回り、米長期金利が上昇したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利下げ観測が後退し、円売りが加速した。

 16日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで大幅に下落し、2週間ぶりに1ドル=149円台を付けた。前日から2円超下げる場面もあった。米景気の後退懸念が緩和し、日米の金利差の拡大を意識した円売りドル買いの動きが広がった。

 午後5時現在は前日比1円82銭円安ドル高の1ドル=149円03~05銭。ユーロは1円59銭円安ユーロ高の1ユーロ=163円72~76銭。

 15日に発表された米小売売上高が市場予想を上回る伸びだった。米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利下げ観測が後退して米長期金利が上昇。日米金利差を材料視した円売りが加速した。