1070馬力の6.5L V12ハイパーカー「NILU」 車重1200kg、ケーニグセグ出身デザイナーが開発

AI要約

ニル(NILU)と呼ばれる新型ハイパーカーが、元ケーニグセグデザイナーによる新興企業によって開発され、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスでデビューする予定。

自然吸気6.5L V12エンジンを搭載し、最高出力1070ps/11000rpm、最大トルク87.6kg-m/7000rpmの性能を持つ。

サーキット走行に特化した仕様15台を生産し、その後公道仕様を54台生産する予定。一部は特注車になるという。

1070馬力の6.5L V12ハイパーカー「NILU」 車重1200kg、ケーニグセグ出身デザイナーが開発

ケーニグセグの元デザイン責任者が設立した新興企業Nilu27による初のハイパーカーが、8月15日に米国で開催予定のペブルビーチ・コンクール・デレガンスでデビューする。正式名称は定かではないが、現時点では「ニル(NILU)」と呼ばれている。

新型ニルは自然吸気6.5L V12エンジンをシャシー中央に搭載する。ニュージーランドのハートレー・エンジン社製のユニットで、最高出力1070ps/11000rpm、最大トルク87.6kg-m/7000rpmを発揮するという。

CIMA製7速MTを採用し、最高速度400km/h、0-100km/h加速3.0秒以下を謳う。乾燥重量は1200kg。

シャシーの詳細は不明だが、ダブルウィッシュボーン・サスペンションを使用しているようだ。イタリアのAppTech社が製造した特注のセンターロック式アルミホイール(フロント20インチ、リア21インチ)に、ミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2 Rタイヤが装着される。

ブレーキはブレンボ製のカーボンセラミックブレーキを採用した。

Nilu27はまず、サーキット走行に特化した仕様15台を生産し、その後公道仕様を54台生産するとしている。そのうちの4台は、「デザイン言語をさらに進化させる」特注車になるという。

Nilo27の創業者であるサーシャ・セリパノフ氏は、かつてケーニグセグでジェメラとCC850のデザイナーを務めた人物だ。

共同創業者であるイナ・セリパノフ氏は声明で、「世界が電動化へと向かっている一方で、時代を超越したこのクルマは情熱的な自動車愛好家のコレクションの中に居場所を見つけ続けるだろうと確信しています」と述べた。