ロシア軍 ついに「北朝鮮車両」を初めて前線へ投入!? 弾薬の使用は過去に確認

AI要約

ウクライナ政府が発表した情報によると、ロシア軍が北朝鮮製の長距離対戦車ミサイル車両「ブルセ4」を配備したことが判明した。

「ブルセ4」はM-2010装輪装甲車に8個のミサイルコンテナを搭載し、10~25kmの範囲内の敵車両を攻撃できる新しい車両で、優れた誘導システムを有している。

ロシアの北朝鮮製ミサイルシステム配備は初めてであり、ロシアと北朝鮮の相互防衛協定締結が影響している可能性がある。

ロシア軍 ついに「北朝鮮車両」を初めて前線へ投入!? 弾薬の使用は過去に確認

 ウクライナ政府政府が運営する公式情報サイト「ユナイテッド24」は2024年8月1日、北朝鮮製の長距離対戦車ミサイル車両である「ブルセ4」をロシア軍が配備したと発表しました。

 車両はウクライナ東北部のハルキウ州で活動していたところを、第40砲兵旅団の無人偵察機が発見したとのことです。

「ブルセ4」は、北朝鮮製のM-2010装輪装甲車に計8個のミサイルコンテナを付けたユニットになります。10~25km離れた敵車両を攻撃できるといわれており、北朝鮮が保有する陸上兵器のなかでも2010年代に運用を開始した、比較的新しい車両です。

 ミサイルの性能自体も、電気光学式シーカーと光ファイバーケーブルを使った、優れた誘導システムであるとされています。

 これまでもロシアは北朝鮮製のロケット弾やミサイルを使用していましたが、車両と発射台がセットとなったミサイルシステムそのものの使用となると、今回が初となります。ユナイテッド24はこの変化に関して、6月にロシアのウラジミール・プーチン大統領が北朝鮮を訪問し、金正恩総書記と相互防衛協定を結んだことが影響しているのではと見解を述べています。