ロシア軍“北朝鮮製ミサイル”使用再開の可能性 性能はどうなのか?

AI要約

ウクライナの内務大臣顧問は、北朝鮮製のミサイルによる攻撃が行われたと報告した。

攻撃は7月31日に行われ、ミサイルはキーウ攻撃の可能性があるとされる。

北朝鮮のミサイルは不安定であり、精度が低いと指摘されている。

ロシア軍“北朝鮮製ミサイル”使用再開の可能性 性能はどうなのか?

 ウクライナの内務大臣顧問であるアントン・ヘラシチェンコ氏は2024年8月6日、公式Xで、北朝鮮製の弾道ミサイル「火星11号(KN-23)」による攻撃が行われたと投稿しました。

 攻撃が行われたのは7月31日とのことで、ウクライナの軍事情報メディア「ディフェンスエクスプレス」が情報筋から得た情報によると、ミサイルはキーウ攻撃のためにロシア領内から撃ち込まれたと推測されるとのことですが、全弾目標には到達しなかったようです。

 北朝鮮のミサイルは2023年末頃から使われてきましたが、その半数以上が空中で爆発したか、目標へのコースを逸脱していました。その影響か2024年2月27日の攻撃以降は発射が確認されていませんでした。

 火星11号は短距離弾道ミサイルに分類される兵器で、ロシアが運用する短距離弾道ミサイルである「イスカンデル」を土台に開発されています。そのため、不足した「イスカンデル」の穴を埋めるための使用とも推測はされますが、精度は以前のものと同様のようです。