楽天グループ1月~6月は759億円の最終赤字に 赤字幅は縮小も5年連続赤字

AI要約

楽天グループは1月から6月の中間連結決算で759億円の最終赤字を記録し、5年連続で赤字が続いている。

売上高は8.0%増加し1兆円を超えたが、楽天モバイル事業が赤字の要因となっている。

楽天はプラチナバンドを展開して通信品質を改善し、黒字化を目指している。

楽天グループ1月~6月は759億円の最終赤字に 赤字幅は縮小も5年連続赤字

楽天グループのことし1月から6月までの中間連結決算は、759億円の最終赤字でした。赤字幅は去年の同じ時期より縮小したものの、5年連続で中間決算の赤字が続いています。

楽天グループのことし1月から6月の売上高は、去年の同じ時期と比べて8.0%増加し、1兆円を超えた一方、最終損益は759億円の赤字でした。

2020年に参入したモバイル事業が重荷となった形で、中間決算は5年連続の赤字です。

ただ、足元では楽天モバイルの契約数は法人契約が好調で、770万件を超えるなど利用者が拡大していて、赤字幅は縮小しています。

楽天グループ 三木谷浩史会長兼社長

「もうほとんどつながらないというご意見を頂かなくなりつつありますが、さらに最強にしていくということでプラチナバンドを順次展開、積極的に取り組んでいきたい」

携帯大手4社の間では金融やポイントなどの「経済圏」を含めた利用者の獲得競争が激しくなるなか、楽天は“つながりやすい”プラチナバンドを整備して通信品質を改善し、早期の黒字化を目指す考えです。