楽天モバイルが屋内通信品質の最新状況を紹介、屋外は5Gの8割でMassive-MIMO
楽天モバイルが通信品質の改善に取り組む内容を紹介。
プラチナバンドの展開や5Gにおける取り組み、データ利用量の増加、屋内での通信品質改善に焦点を当てる。
楽天モバイルは顧客満足を高めるために様々な施策を進めている。
楽天モバイルは9日、同社が推し進める通信品質の改善について、取組みの内容を紹介した。楽天グループの業績発表において紹介されたもの。
■ プラチナバンド
6月27日に商用サービスを開始したプラチナバンド(700MHz帯)については、都市部から順次エリアを拡大していく。既存の周波数帯では電波が届きづらい、狭い路地や屋内における通信品質の改善が期待される。
■ 5Gに関する取組み
楽天モバイルでは、全国の5G(Sub6)ネットワークの8割超でMassive MIMOを採用しており、従来の5Gアンテナ(4×4)と比べて広いカバレッジや高速な通信速度をアピールする。
また、共用帯域における衛星通信との干渉調整条件が緩和されたことによって5Gエリアが拡大し、5Gに接続するユニークユーザー数も増えている。東京都内では1.5倍、近畿地方では1.4倍、東海地方では1.1倍になるという。
■ データ利用量やARPUのアップも
5Gの強化は、ユーザーの平均データ利用量(4G+5G)も底上げしている。一日あたりの利用量は0.9GBとされ、1カ月換算で30GBに迫る数字。
楽天モバイルの料金プラン「Rakuten最強プラン」は段階制の料金を採用しており、データを多く使うユーザーが増えれば増えるほど、楽天モバイルによってはARPU(ひとりあたりの平均売上)が上昇することになる。
■ 屋内の通信品質の改善
楽天モバイルでは、屋内の通信品質の改善も順次実施していく。直近の実績として、たとえば東京都内では6月25日に東京都庁第二本庁舎と東京都議会議事堂での品質改善を実施した。