マネーストックM3、7月はプラス0.9%に縮小 2009年1月以来の低い伸び
日銀が7月のマネーストック速報を発表。M3の平均残高は前年比0.9%で、低い伸び率となった。
現金通貨は前年比マイナス1.9%で最大のマイナス幅となったが、預金通貨はプラス2.8%となる。
残高ベースでは1609.9兆円と3カ月ぶりの増加に転じた。
Takaya Yamaguchi
[東京 9日 ロイター] - 日銀が9日発表した7月のマネーストック速報によると、M3の平均残高は前年比プラス0.9%と、前月の1.0%を下回り、2009年1月以来の低い伸び率となった。残高ベースでは1609.9兆円と、3カ月ぶりの増加に転じた。
マネーストックのうち、現金通貨は前年比マイナス1.9%と、前月からマイナス幅が拡大。2004年の統計開始以来、最大のマイナス幅となった。
一方、預金通貨は前年比プラス2.8%と、前月からプラス幅が縮小した。