ソニーG、米パラマウント買収見送り 経営戦略に合わず

AI要約

ソニーグループ(G)の十時裕樹社長は、米メディア大手パラマウント・グローバルの買収を見送る考えを示した。

買収額と期待する資産が見合わないと判断し、ソニーGは買収提案は避けることを明言した。

パラマウントの大きさやリスク、経営資源の配分などが経営戦略に合わないとして、買収が不適切であると強調した。

 ソニーグループ(G)の十時裕樹社長は7日、米メディア大手パラマウント・グローバルの買収を見送る考えを明らかにした。

 期待する資産と買収額が見合わないと判断した。ソニーGはこれまで買収提案したなどと報じられたが明言を避けていた。

 十時社長は2024年4~6月期決算のオンライン説明会の席上、「パラマウントは大きい。全体を買収することは、リスクの観点からも経営資源の配分という観点からも『フィット』が良くない」と述べ、買収が経営戦略に合わないと強調した。