韓国LCCフライカンウォン、新社名「PARATA AIR」に “ハイブリッド”目指す

AI要約

新社名を「PARATA AIR」に変更して再開する韓国の新興LCCフライカンウォンを買収したウィニックスが発表。

「パラタ」は韓国語で「青色」を意味し、信頼できる航空会社となることを表現。

フライカンウォンは運休中であり、ハイブリッド航空会社を目指すという。

韓国LCCフライカンウォン、新社名「PARATA AIR」に “ハイブリッド”目指す

 運航停止中の韓国新興LCCフライカンウォン(FGW/4V)を買収した、韓国で家庭電化製品を製造するウィニックス(Winix)は現地時間8月5日、新社名を「PARATA AIR」に変更して再開すると発表した。韓国の現地報道などによると、近日中に新しい企業イメージ(CI)も公表する見込み。

 新社名の「パラタ」は韓国語で「青色」を意味し、澄んだ空の光の意味を込めて命名した。また差別化された顧客サービスで旅行経験のパラダイム(Paradigm)を変える信頼できる(Trustworthy)航空会社(Airlines)という意味も込めたようだ。フルサービス航空会社(FSC)とLCC(低コスト航空会社)の中間に位置する“ハイブリッド航空会社”を目指すという。

 フライカンウォンは2016年4月に設立し、2019年11月に就航した新興LCC。韓国北東部・江原道(カンウォンド)の襄陽(ヤンヤン)を拠点としている。同社の国際線は2022年10月に就航した成田を含め5路線、国内線は襄陽-済州の1路線で、このうち国際線は2023年5月3日から、国内線は同月20日から、全便を運休した。同社は運休を停止した5月20日付の声明で「正常化のために最善を尽くす」としていたが、同月23日に、日本の会社更生手続きにあたる「回生申請」をソウル回生裁判所に申し立てた。