大手の賃上げ率、5.58% 33年ぶり水準、24年春闘

AI要約

2024年春闘の結果、大手企業の月給の賃上げ率は33年ぶりに5%を超え、平均5.58%となった。

引き上げ額は1万9210円で、76年以降で最高の数字となった。前年よりも大幅な賃上げが行われた。

春闘では、従業員の生活を守ると同時に人材の確保と定着を図るため、食品やエネルギー価格の高騰から大幅な賃上げが実施された。

 経団連が5日発表した2024年春闘の最終集計によると、定期昇給やベースアップ(ベア)を含む大手企業の月給の賃上げ率は平均5.58%と、バブル期だった1991年(5.60%)以来、33年ぶりに5%を超えた。回答された平均引き上げ額は1万9210円で、現行の集計方法を採用した76年以降で最高だった。

 前年は賃上げ率が3.99%、引き上げ額は1万3362円。今春闘では、食品やエネルギー価格の高騰から従業員の生活を守ると同時に、人材の確保と定着を図るため大幅な賃上げとなった。