日本に「年収2000万円超」の人は何%いる?手取りは毎月いくらになる?

AI要約

年収2000万円を超える人の割合や手取り額などについて紹介。

年収2000万円を目指す方法として、起業やハイキャリア転職、副業を検討することを提案。

高収入を得るための具体的な方法を取り上げている。

日本に「年収2000万円超」の人は何%いる?手取りは毎月いくらになる?

年収が1000万円や2000万円を超えたという話を聞くと「どのような生活をしているのだろう」と生活水準が気になる人もいるのではないでしょうか。

国税庁長官官房企画課が公表している「令和4年分民間給与実態統計調査結果」によると平均給与は458万円であることから、年収2000万円は非常に高給取りであるという印象を抱いても不思議ではないでしょう。今回は年収2000万円の人の割合や手取り額、そして受け取った金額から控除される項目などを紹介します。

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、年収2000万円を超える人は全体の0.6%です。具体的には、2000万円から2500万円までの人は0.3%、2500万円以上の人も0.3%ずつで合計0.6%となっています。この結果から、年収2000万円を超えることが難しいことがうかがえます。

■年収2000万円の手取りは?

次に年収2000万円の人の手取りを確認していきましょう。居住する都道府県や家族構成などにより引かれる項目には多少の違いがあるかもしれませんが、一般的には下記のものが給与から引かれることになります。

表1

※筆者作成

年収2000万円の場合、875万1700円が年間で引かれることになるため手取りは約1124万円です。そのため、トータルで2000万円を受け取っていても、900万円程度は各種税金で引かれてしまうでしょう。

年収2000万円の場合、引かれる金額が多いとはいえ、年間の手取り額が1000万円を超えることを考慮すると、平均年収と比較した暮らし向きは大幅に向上するでしょう。ここからは年収2000万円を目指したい人向けに、具体的な年収アップの方法を紹介します。

■起業する

できるだけ早く年収2000万円を達成したい場合の方法として、起業が挙げられます。現在、独立して収入となるスキルがある場合におすすめの選択肢です。

たとえば、現在の職場における経験を生かしコンサルティングの仕事ができる、高需要かつ書ける人が少ないプログラミング言語を扱えるなどの場合は、起業が選択肢に入るでしょう。

■ハイキャリア転職を目指す

起業することが難しい場合には、ハイキャリア転職を目指す方法もあります。ハイキャリア転職とは、通常の転職とは異なり、ある程度の経験やスキルが求められるものを指しています。これまで所属した企業において目立った実績がある場合におすすめの方法です。

■副業を検討する

すぐに取り組める方法として副業が挙げられます。副業と聞くとポイ活やアンケートサイトなど、すき間時間を活用するものを思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし、それだけではなく、自分のキャリアを生かした副業もあります。たとえば、営業職で働いている場合には、その知識を生かしてコーチングを行うといった方法が挙げられます。