モービルアイ、通期売上高見通し引き下げ 中国需要不透明で
AI要約
イスラエルの自動運転技術企業のモービルアイ・グローバルが通期売上高見通しを下方修正。中国における自動車業界の不振が影響。
中国経済の不安定さから、モービルアイへの半導体需要が低下し、売上高が減少。
CEOは2024年通期に最悪のケースを選択し、楽観的な見方ではないと説明。
Deborah Mary Sophia
[１日 ロイター] - 自動運転技術を手がけるイスラエルのモービルアイ・グローバルは１日、通期売上高見通しを１８億３０００万─１９億６０００万ドルから１６億─１６億８０００万ドルに下方修正した。
ＬＳＥＧのデータに基づくアナリスト予想は１８億７０００万ドル。
世界的な自動車の過剰在庫に伴う販売不振からは脱却したが、中国で運転支援用半導体の需要が不安定化していることが打撃になった。
中国経済がさえないため、耐久財消費が落ち込み、中国自動車メーカーによるモービルアイへの発注が減少している。
アムノン・シャシュア最高経営責任者（ＣＥＯ）は「中国自動車（業界）は非常に振れが大きく、正確な見通しを立てるのがとても難しい。だからわれわれは２０２４年通期で最悪のケースを選択した。当社のガイダンスは楽観的な見方ではなく、最悪の見方を反映している」と説明した。
第２・四半期売上高は４億３９００万ドルで、アナリスト予想の４億２４８０万ドルを超えた。
