円上昇、一時148円台 4カ月ぶり、金利差縮小で

AI要約

1日の東京外国為替市場では円相場が対ドルで上昇し、1ドル=148円台を記録した。この4カ月ぶりの円高水準は、日米の金融政策の違いから金利差縮小を見込んだ円買いが広がった結果だ。

現時点では、1ドル=150円02~03銭で88銭円高のドル安。ユーロも95銭円高のユーロ安の1ユーロ=162円28~30銭となっている。

7月31日のFRB議長の発言や日銀総裁の発言を受けて、米国の利下げと日本の利上げの違いが露呈。日本での追加利上げの可能性が低い見通しとなり、円買いが加速している。

円上昇、一時148円台 4カ月ぶり、金利差縮小で

 1日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=148円台を付けた。3月以来、約4カ月ぶりの円高水準。日米の金融政策の方向性の違いを背景に、金利差縮小を見込んだ円買いドル売りが広がった。

 午後4時現在は前日比88銭円高ドル安の1ドル=150円02~03銭。ユーロは95銭円高ユーロ安の1ユーロ=162円28~30銭。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は7月31日の記者会見で9月の利下げ開始を示唆した。それに先立ち、追加利上げを決めた日銀の植田和男総裁が年内のさらなる利上げを否定しなかったことが改めて注目され、円買いが加速した。