男性育休取得率、3割超 過去最高、女性とはなお開き 厚労省

AI要約

男性の育児休業取得率が30.1%に急増し、過去最高に達した。取得期間は1〜3カ月未満が最多で、女性との取得率や期間には依然として大きな差がある。

厚生労働省は企業に従業員の育休取得意向を確認する制度改正が効果的だったとしている。

女性の育休取得率は8割を超え、期間も6カ月以上が9割以上を占める。男女間の取得率や期間には引き続き開きがある。

 厚生労働省が31日発表した2023年度の雇用均等基本調査によると、男性の育児休業取得率は30.1%と、前年度の17.1%から急増し過去最高となった。

 同省は、従業員に対して育休取得の意向を確認するよう企業に義務付けた制度改正が後押ししたとみている。

 取得期間は「1~3カ月未満」が28.0%と最多、「5日~2週間未満」が22.0%で続いた。ただ、女性の育休取得率は8割を超え、期間も6カ月以上が9割以上を占める。依然として開きは大きい。