「水ようかん」と「ようかん」何が違う? 素材も同じ…カロリー高いのは?

AI要約

「水ようかん」と「ようかん」の違いは、水分量の違いにあります。水ようかんは水分が多く含まれており、煮詰めずに冷やして固められるのに対し、ようかんは水分を飛ばして固められます。

カロリーの面では、水ようかんのほうが低いです。100グラムあたりの水ようかんは168キロカロリーであるのに対し、ようかんは289キロカロリーと高いです。

水ようかんは日持ちが良くないため、保存には注意が必要です。

「水ようかん」と「ようかん」何が違う? 素材も同じ…カロリー高いのは?

 暑い日に食べたい「水ようかん」。知ってるようで知らない「ようかん」との違い。材料は同じなのに、何が違うかご存知ですか?カロリーが高いのは、どちらでしょうか?

 今の時期に冷やして食べたい「水ようかん」。つるんとしてのど越しが良い夏の風物詩でもありますが、よく似ているものに「ようかん」がありますよね。

 「水ようかん」と「ようかん」の違い、知っていますか?

街の人(70代)

「あんこの濃さですかね。あんこで固めてるのかな」

街の人(60代)

「水ようかんは寒天が入っている」

街の人(30代)

「カロリーは普通のようかんのほうが高いかな。あんこの甘みと砂糖が入っているので、余計に」

街の人(50代)

「逆だと思う。水ようかんのほうが、砂糖いっぱい入っている感じ」

 「水ようかん」と「ようかん」。見た目がそっくりですが、実は材料も、あずき、砂糖、寒天など同じなのです。

 では一体、何が違うのでしょうか?

 筋金入りのあんこマニア、あんこが好きすぎて「にしいあんこ」の名前で活動している「日本あんこ協会」の会長に聞きました。

にしいあんこ会長

「ようかんに“水”という文字がつく水ようかんとは一体、どういう食べ物かご説明いたします」

 「水ようかん」と「ようかん」の決定的な違いは一体、何?あんこの濃さ?砂糖の量?そして、カロリーが高いのはどっち?

にしいあんこ会長

「水ようかんは、練りようかんに比べて水分量が多い。水分量が非常に多いからこそ『水ようかん』というふうにいう」

 水分量が違うとは、どういうことなのか?作り方を見ると…。

にしいあんこ会長

「水ようかんと練りようかん。材料はあんこ、砂糖、寒天、塩、水。非常にシンプルな構成なんです」

 「水ようかん」は「ようかん」と同じ材料ですが、水分が多い状態で冷やし固めてつくられます。

 一方「ようかん」は、煮詰めて水分を飛ばしてから、冷やして固められます。

街の人(50代)

「意外!ずっとゼリー状に固めてるのかなーって思ってました」

 水分が多い状態で冷やし固める「水ようかん」と煮詰めて冷やし固める「ようかん」。カロリーにも差があります。

にしいあんこ会長

「ようかんがカロリーが高い。水ようかんが一般的に低い」

 どれくらい差があるかというと、「水ようかん」は100グラムあたり168キロカロリーなのに対し、「ようかん」は289キロカロリーと、なんと1.5倍以上カロリーが高いのです。

街の人(70代)

「水ようかんのほうが、2つくらい食べてもいいかな」

 「水ようかん」は、水分が多いので砂糖が多く含まれている「ようかん」よりも日持ちしないことが多く、保存の際には注意したほうがいいということです。