是正命令受けトヨタ社長が謝罪 別の不正発覚「考え甘かった」

AI要約

自動車の大量生産に必要な「型式指定」の認証不正について、国土交通省から是正命令を受けたトヨタ自動車の佐藤恒治社長は謝罪した。

内部調査で新たな不正は見つからなかったと発表した後に別の不正が発覚し、調査の甘さを認めた。

現場と経営の両面に課題があるとし、再発防止策を取りまとめると明らかにした。

 自動車の大量生産に必要な「型式指定」の認証不正について、国土交通省から是正命令を受けたトヨタ自動車の佐藤恒治社長は31日、国交省内で記者団の取材に応じ「お客さまや販売店の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけし、心からおわびする」と謝罪した。

 内部調査で新たな不正は見つからなかったと発表した後に別の不正が発覚したことについては、当該の車種が海外当局から認可を受けたことを理由に「(調査の)前提条件や結果の理解に対する考え方が甘かった」と釈明した。「現場と経営の両面に課題がある」とも述べ、再発防止策を早急に取りまとめると明らかにした。