トヨタに是正命令へ、国交省 認証不正問題で

AI要約

国土交通省がトヨタ自動車に不正申請問題で是正命令を出すことを発表。

トヨタは過去10年分の調査を完了し、新たな不正は発見されなかったと発表。

国交省はトヨタに対し厳しい行政処分を適用し、一部の出荷停止指定を解除する方針。

トヨタに是正命令へ、国交省 認証不正問題で

[東京 31日 ロイター] - 国土交通省は31日、自動車の量産に必要な認証「型式指定」の不正申請問題で、トヨタ自動車に是正命令を出す。同日午後4時から佐藤恒治社長に是正命令書を手渡す予定。

トヨタは7月に入り、型式指定での不正行為を巡り、過去10年分の国内向けモデル全ての調査が完了し、すでに不正が判明している7車種以外に新たな事案が確認されなかったと発表した。

複数の国内報道によると、国交省はトヨタへの立ち入り検査や独自検証の過程で新たな不正が判明し、再発防止の徹底に厳しい行政処分が必要と判断した。

日本経済新聞によると、国交省は7車種のうち現行生産の3車種の出荷停止指定を解除する方針。別の車種の新たな不正については、保安基準に抵触する事案はなく、新たに出荷停止が発生する車種はないとみられるという。