最新の平均寿命「男性81.09年・女性87.14年」へ【65歳以上・無職夫婦世帯】貯蓄・年金月額・生活費の平均は?

AI要約

老後の備えが必要性が高まる中で、平均寿命が伸びていることが認識されている。

現代においては、60歳代で働く方も増えており、リタイアの年齢は個人差がある。

実際にリタイアした65歳以上の方のお金事情についても考慮する必要がある。

最新の平均寿命「男性81.09年・女性87.14年」へ【65歳以上・無職夫婦世帯】貯蓄・年金月額・生活費の平均は?

来月のお盆休みには、久しぶりに家族や親戚と会う方もいるでしょう。

身内と会う機会が増えるこの時期は、自身の生き方や働き方を振り返り、今後について考える機会も増えるもの。

特に物価高が続いている昨今においては、60歳を超えて働き続ける方も増えており、何歳まで働こうか、セカンドライフをどう過ごそうかなど悩まれる方もいるのではないでしょうか。

一般的な年金の受給開始年齢は65歳であり、65歳を機にリタイアを考える方も多いと思いますが、いざリタイアした後の家計や貯蓄なども気になりますよね。

また、2024年7月26日に公表された厚生労働省「令和5年簡易生命表の概況」によれば、男女とも平均寿命は伸びており、一昔前よりも老後は長くなっているといえるでしょう。

今回は平均寿命の推移を確認した後、65歳以上・無職夫婦世帯の貯蓄・年金月額・生活費の平均額を見ていきます。

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まずは厚生労働省「令和5年簡易生命表の概況」より、男女の平均寿命を確認しましょう。

最新の平均寿命は男性81.09年(前年比+0.04)、女性87.14年(前年比+0.05)。男女ともに平均寿命が伸びているのがわかります。

上記より推移をみると、平均寿命が70歳を超えたのは男性で昭和50年、女性で昭和35年、80歳を超えたのは男性で平成27年、女性で昭和60年、また平成17年には女性が平均寿命85歳を超えています。

上記を見ると、平均寿命で考えれば「老後」は一昔前から比べて伸びていますから、それだけ老後の備えの必要性は高まっているといえます。

一方で、現代は60歳代で働く方も増えており、老後がはじまる年齢は個人差があるといえるでしょう。

では、実際にリタイアした65歳以上の方のお金事情をみてみましょう。