熱海市で「ニューアカオ」等を運営していたACAO SPA&RESORT(株)[静岡] 民事再生法の適用を申請

AI要約

ACAO SPA&RESORT(株)は民事再生法の適用を申請し、負債総額は約63億円。創業は1954年の赤尾旅館であり、熱海市の観光ホテルを運営していたが、新型コロナウイルスの影響で営業停止に追い込まれ、ホテル事業から撤退。今後の見通しが立たず、施設運営に業態変換を図ったが、結局民事再生法の適用を申請することになった。

ACAO SPA&RESORT(株)は売上高の減少や債務超過のため、2022年にホテル事業から撤退し、リゾート施設運営に業態変換。しかし、営業継続が難しくなり、民事再生法の適用を申請した。

ACAO SPA&RESORT(株)はホテル業から撤退し、リゾート施設運営に転換したが、新型コロナウイルスの影響や経営状況の悪化により、民事再生法の適用を申請することになった。

 ACAO SPA&RESORT(株)(熱海市)は7月29日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は柴原多弁護士(西村あさひ法律事務所・外国法共同事業、千代田区大手町1-1-2)。

 負債総額は270名に対して約63億円。

 1954年3月に「赤尾旅館」として創業し、1970年6月に法人改組。熱海市の観光ホテル「ニューアカオ」や「ロイヤルウイング」を運営しており、ピークとなる1996年12月期には55億907万円の売上高をあげていた。

 しかし、新型コロナウイルスの影響により営業停止を余儀なくされ、2021年12月期の売上高は9億6337万円にとどまり、最終赤字32億859万円を計上し、債務超過に転落。ホテルの老朽化もあり、2022年11月にはホテルの営業を終了し、ホテル事業から撤退していた。リゾート施設運営に業態変換し、ガーデン「ACAO FOREST(旧名称アカオハーブ&ガーデン)」、「ACAO BEACH」、カフェ・レストラン「ACAO CAFE&DINING」を運営していたが、先行きの見通しが立たず、今回の措置となった。

 なお、ホテルは営業を継続している。

※ACAO SPA&RESORT(株)(TSR企業コード:440061156、法人番号:3080101012859、熱海市上多賀1027-8、登記上:東京都千代田区丸の内2-5-1、設立1970(昭和45)年6月、資本金5505万1円)