北朝鮮4年ぶりプラス成長 GDP3.1%増

AI要約

北朝鮮の2023年の国内総生産は前年比3.1%増で、新型コロナウイルス対策の緩和による経済活動の回復が影響した。

農林漁業や製造業、建設業が成長し、輸出入総額も増加した。

1人当たり国民総所得の水準は低く、韓国の30分の1程度となっている。

 【ソウル共同】韓国銀行(中央銀行)は26日、北朝鮮の2023年の国内総生産(GDP)が前年比3.1%増だったとする推計を発表した。新型コロナウイルス対策の緩和に伴う経済活動の回復が影響したとみられ、4年ぶりのプラス成長。

 農林漁業が1.0%増えたほか、製造業は軽工業、重化学工業とも伸び5.9%増。建設業は住宅用の建物建設を中心に8.2%増加した。

 23年の輸出入総額は前年比74.6%増の27億7千万ドル(約4300億円)。1人当たり国民総所得(GNI)は韓国ウォン換算で158万9千ウォン(約17万6千円)で、韓銀は韓国の30分の1程度だとしている。