【感じいい人の使い分け】「確認をお願いします」の言い換え4選

AI要約

この連載は、コミュニケーションのヒントを提供する『オトナ女子のすてきな語彙力帳』の著者、吉井奈々さんによるもので、命令調にならないコミュニケーション方法を紹介している。

やわらかいお願いのしかたや「確認」の言い換え方法を具体的に説明しており、相手とのコミュニケーションを円滑にするための工夫が述べられている。

記事は『オトナ女子のすてきな語彙力帳』を元に編集されており、確認や検討をお願いする際の適切な言葉選びや態度の重要性が強調されている。

【感じいい人の使い分け】「確認をお願いします」の言い換え4選

 この連載は、日本郵政や法務省、日本コカ・コーラ、日産自動車など多くの省庁や企業で講演や研修を担当し、15年間にわたって約7万人の老若男女にコミュニケーションを教えてきた『オトナ女子のすてきな語彙力帳』の著者、吉井奈々さんによるものです。

本書の読者からは、

「言葉の引き出しが増えた!」

「載っている言葉を1つでも多く使いたいと思った」

「繰り返し読みたい本になりました」

といった感想がたくさん届いています。

相手も自分も大切にするコミュニケーションのヒントが満載の本書から、命令調にならない、やわからかい確認の仕方をご紹介します。

● 命令調にならない、やわらかいお願いのしかた

 確認や検討をお願いする時、どんなふうに伝えていますか?

 「確認をお願いします」

 と言うのも決して間違いではありませんが、場合によってはストレートすぎることも。もう少しやわらかく伝えたい時ってありますよね。

 そんな時は、

 「ご確認のほどお願いいたします」

 と、「~のほど」を加えてみましょう。ほんの少しの違いですが「~のほど」は断定を避け、表現をやわらげます。「確認してください」よりもソフトな印象ですね。

● 「確認」の言い換え

 他にもこんな言い換えがおすすめです。

 「お目通しください」

 さらっと見てほしい場合に使います。「確認」よりもやわらかい印象です。

 「ご一読ください」

 じっくり読んでほしい場合に使います。

 「ご査収くださいませ」

 間違いがないかよく確かめて受け取ってほしい場合に使います。

 同じ「確認」でも程度によって使い分けてみましょう。

● 余裕のある態度でお願いする

 確認や検討をお願いするときは、つい焦った口調になりがち。でも、こちらの焦りを見せないことが大切です。期限を決めておきながら「早い分には構いませんよ!」とプレッシャーをかけるようなことも避けましょう。

 焦ってしまいがちなときは、相手には本来よりも前倒しで期限を伝えておくのも、ひとつのアイデアですね。

 (本記事は『オトナ女子のすてきな語彙力帳』をもとに編集しています)