グッドスピードを子会社化へ 宇佐美鉱油、TOB終了

AI要約

宇佐美鉱油が中古車販売大手のグッドスピードをTOBで買収し、議決権の91.6%を取得して完全子会社化することを発表。

宇佐美鉱油グループは不動産情報を活用し、グッドスピードの事業拡大を支援する方針。

グッドスピードは不正行為や不適切会計が判明し、債務超過となって上場廃止となる。

 ガソリンスタンドなどを運営する宇佐美鉱油(愛知県津島市)は25日、中古車販売大手のグッドスピードを対象に実施した株式公開買い付け(TOB)の結果、以前に取得済みの株式と合わせて議決権の約91.6%を保有することになったと発表した。所定の手続きを経て、完全子会社化する。グッドスピードは上場廃止となる。

 宇佐美鉱油グループが蓄積してきた不動産情報をグッドスピードの新規出店に活用するなどして、事業拡大を狙う。

 グッドスピードは、修理時に実際には行っていない作業を含めて自動車保険の保険金を請求するなどの不正が発覚。不適切会計も判明し、債務超過となっていた。