アドバンテッジ、古河電池にTOB実施へ 1株1400円

AI要約

鉛蓄電池大手の古河電池がアドバンテッジパートナーズによる株式公開買い付け(TOB)を発表。

関連ファンドや子会社が出資する企業の子会社が対象となり、古河電工はTOB成立後に保有株式を売却し、上場廃止となる見込み。

古河電池はTOBに賛同し、株主に応募を推奨している。

Atsuko Aoyama

[東京 23日 ロイター] - 鉛蓄電池大手の古河電池は23日、投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(東京・港区)が関連ファンドを通じて、1株1400円で株式公開買い付け(TOB)を実施する予定だと発表した。2025年3月下旬をめどに開始を目指す。 

まずアドバンテッジの関連ファンドや東京センチュリーの子会社などが出資する企業の子会社が、古河電池の少数株主が保有する42.70%を対象にTOBを実施。古河電池の親会社である古河電気工業はTOBに応募せず、TOB成立後に保有する57.30%の株式を自社株買いに応じる形でいったん全て売却する。

古河電工は公開買い付け企業の親会社に対して出資し、出資比率はアドバンテッジの関連ファンドが約60%、東京センチュリー子会社と古河電工が約20%となる予定。古河電池は一連の取引成立後に上場廃止となる見込み。古河電池はTOBに対して、賛同意見を表明し、株主に応募を推奨した。