ホンダ、中国の生産能力2割減 年内、苦戦のガソリン車

AI要約

ホンダは中国でのガソリン車の生産能力を年内に29万台減らす方針を示し、世界最大の自動車市場である中国におけるEVの普及に対応するため、ガソリン車生産体制を縮小する。

中国での年間生産能力は現在149万台で、削減規模は2割となる。日本メーカーはEVへの対応で出遅れており、中国事業の立て直しを進めるために今回の措置を取る。

ホンダが中国の生産能力を縮小するのは初めてで、10月に広東省広州市の工場を閉鎖し、11月からは湖北省武漢市の工場も停止する。

 ホンダは25日、中国でのガソリン車の生産能力を年内に29万台減らす方針を明らかにした。

 中国での年間生産能力は現在149万台で、削減規模は2割となる。世界最大の自動車市場である中国では電気自動車(EV)の普及が急速に進み、EVへの対応で出遅れた日本メーカーは苦戦している。ガソリン車の生産体制を縮小し、中国事業の立て直しを進める。

 ホンダが中国の生産能力を縮小するのは初めて。年産5万台の能力を持つ広東省広州市の工場を10月に閉鎖する。年産24万台の湖北省武漢市の工場も11月から停止する。