ホンダ 中国の一部工場で閉鎖や生産休止の方針 EV普及で中国市場苦戦

AI要約

中国市場におけるガソリン車生産の見直しに取り組むホンダが、一部工場の閉鎖や生産休止を行うことが明らかになった。

中国メーカーがEVに注力する中で、日本メーカーは苦戦しており、三菱自動車工業や日本製鉄なども中国市場から撤退や事業見直しを行っている。

ホンダは年間149万台の生産能力のうち、ガソリン車29万台分を減らす計画で、広東省の工場を閉鎖し、湖北省の工場も一時休止する予定。

ホンダ 中国の一部工場で閉鎖や生産休止の方針 EV普及で中国市場苦戦

EV=電気自動車が普及する中国市場で日本メーカーが苦戦するなか、ホンダが中国でのガソリン車の生産を見直し、一部の工場の閉鎖や生産休止を行うことが分かりました。

ホンダによりますと、現在、中国でもっている年間149万台の生産能力のうち、ガソリン車を中心に29万台分を減らすということです。

具体的には▼広東省の工場を10月に閉鎖し、▼湖北省の工場も11月から生産を休止する方針です。

中国市場では中国メーカーがEV=電気自動車を中心にシェアを伸ばしていて、ガソリン車が主力の日本メーカーは苦戦しています。

三菱自動車工業が去年10月に中国市場からの撤退を決めたほか、日本製鉄が中国の「宝山鋼鉄」と行っていた、主に日系自動車メーカー向けの合弁事業の解消を発表するなど、中国事業の見直しが活発です。