パリ五輪応援グッズ商戦が本格化 ユニホームレプリカやポロシャツなど既に完売も

AI要約

パリ五輪の開幕を26日に控え、各競技の日本代表を応援するグッズの売れ行きが好調だ。メダル獲得が期待されるバレーボールの応援Tシャツなど一部の商品は、既に開幕を前に完売となっている。

売れ行き好調で完売続出。日本代表選手団のオフィシャルスポーツウエアやバレーボール男子のユニホームなどを手がけるスポーツ用品大手のアシックスは、関連商品を販売し、売れ行きは好調だ。

消費押上げ効果は日本代表の成績次第。パリ五輪の消費押し上げ効果が期待されており、販売も好調だが、日本代表の活躍次第で国内の盛り上がりや消費にも影響するという。

パリ五輪応援グッズ商戦が本格化 ユニホームレプリカやポロシャツなど既に完売も

パリ五輪の開幕を26日に控え、各競技の日本代表を応援するグッズの売れ行きが好調だ。メダル獲得が期待されるバレーボールの応援Tシャツなど一部の商品は、既に開幕を前に完売となっている。過去の大会では日本代表が勝ち進んだり好成績を収めたりすると関連グッズの売れ行きが伸びるといい、期待が膨らむ。

■売れ行き好調で完売続出

日本代表選手団のオフィシャルスポーツウエアやバレーボール男子のユニホームなどを手がけるスポーツ用品大手のアシックス(神戸市中央区)は、レプリカシャツやTシャツ、タオルといった応援グッズ約30種類を東京、大阪の直営店と公式オンラインストアなどで6月から販売しており、売れ行きは好調だ。

背中に「TEAM JAPAN」のロゴの入ったポロシャツが公式オンラインストアで6月11日の販売開始から3日間で完売となるなど、「想定よりも早く売れている」(広報部)という。主将の石川祐希選手ら6人のサインが入ったバレーボール男子の応援Tシャツ6種も6月4~9日に開催されたネーションズリーグ男子福岡大会の会場で販売したところ完売し、公式オンラインストアの販売分も売り切れとなっている。

バレーボール女子日本代表にユニホームを提供するミズノも、関連商品が順調に売れているという。バレーボール女子日本代表の関連商品は、「ネーションズリーグ前から直営店では売れていて、既に完売している商品も出ている」(広報担当)と話す。背中に選手のサインが入ったレプリカシャツも、公式オンラインストアでは完売だ。

■消費押上げ効果は日本代表の成績次第

LINEヤフーが展開する通販サイト「ヤフーショッピング」では、サッカー、フットサルのサポーターグッズの売り上げが6月に入って伸び始めた。サッカー日本代表のレプリカユニホームの販売が1日から始まった7月(1~22日)の取扱量は、前年同期比5割増と好調が続いている。

サッカー日本代表のユニホームは世界的デザイナー、山本耀司さんの「ヨウジヤマモト」とアディダスの融合ブランド「Y―3」を初採用しており、「これまでと比べても注目度が高い」(LINEヤフー広報担当)という。

第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミストは、パリ五輪の消費押し上げ効果をリオ大会(2016年)の2621億円を下回る2560億円と予想する。ただ、「日本代表の活躍次第で国内が盛り上がれば消費にもつながる。日本代表の成績が消費押上げ効果を左右する」と話した。(小島優)