〔東京株式〕もみ合い=半導体株勢い続かず(23日後場中盤)

AI要約

日経平均株価は、中国株安や値下がりするソフトバンクGにより大きな変動を見せている。

午後にはソフトバンクGなどの値が下落し、日経平均株価は前日比で値を消す展開となった。

海運業や半導体株の好決算で一部の銘柄が上昇する一方、電気・ガス業などが下落している。

 (14時00分)日経平均株価は、前日終値近辺でのもみ合いとなっている。寄り付き後に上昇をけん引した半導体株の勢いが続かず東エレク <8035> などが上げ幅を縮小している。また、市場関係者は「中国株安で機械株が売られている」(大手証券)と指摘。昨日の利下げにもかかわらず軟調な展開が続いている中国株市場の動向も重しとなっているとの声が聞かれた。

 (後場寄り)午後の日経平均株価の取引は、前日比44円15銭安の3万9554円85銭で始まった。ソフトバンクG <9984> などの値がさ株が下落し、前場に一時前日比300円超上昇した日経平均は値を消している。

 (前引け)【プライム】午前の日経平均株価の取引は、前日比77円34銭高の3万9676円34銭と小幅高で終了した。前日の米株式市場の流れを引き継ぎ半導体株が上昇。押し目買いも入り幅広い銘柄が値を上げる一方で、値がさのソフトバンクG <9984> などが売られ上値は重かった。東証株価指数(TOPIX)は、12.99ポイント高の2840.52。

 74%の銘柄が値上がりし、22%が値下がりした。出来高は7億1346万株、売買代金は1兆7669億円。

 業種別株価指数(33業種)は海運業、銀行業、ゴム製品などが上昇。精密機器、電気・ガス業、鉱業などが下落した。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は反発。出来高は1億7229万株。

 【グロース】グロース250、グロースCoreはともに上昇。

 (10時00分)日経平均株価は、前日比プラス圏の3万9000円台後半でもみ合っている。半導体株などが広く買われ、東証プライム市場の値上がり銘柄は7割超。好決算を受けた海運株も大幅上昇している。半面、値がさのソフトバンクG <9984> とファーストリテ <9983> が値を下げており、上値の重い展開となっている。

 (寄り付き)日経平均株価は、前日比265円09銭高の3万9864円09銭と反発して始まった。前日の欧米主要株価指数がそろって上昇した流れを受けて、半導体株などが買われている。