いま65歳以上で現役時代に国民年金を支払っていた人といま支払っている人たちではどれくらい金額が違いますか?

AI要約

国民年金保険料についての過去と現在の金額差を紹介し、保険料を節約するポイントを解説しています。

早割や前納、クレジットカード利用などの方法を活用することで、国民年金保険料を抑えることができます。

保険料の負担を感じている方は、是非参考にしてみてください。

いま65歳以上で現役時代に国民年金を支払っていた人といま支払っている人たちではどれくらい金額が違いますか?

現在、65歳以上で現役時代に国民年金保険料を支払っていた人と、現在支払っている人とでは、どのくらい金額に差があるのか気になる人もいるでしょう。本記事では、現在と過去の国民年金保険料を紹介するとともに、保険料を抑えるポイントや節税対策なども紹介します。

日本年金機構がまとめている「国民年金保険料の変遷」をもとに、現在と過去の国民年金保険料を表1で紹介します。

表1

国民年金保険料の変遷をもとに筆者が作成

国民年金保険料は、時代が進んでいくにつれて高くなっていることが分かりました。開始直後は100円でしたが、現在は1万6980円とおよそ170倍に上昇しています。

ここでは、国民年金保険料を節約するためのポイントを紹介します。保険料の負担を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

■早割を活用する

早割を利用すると、国民年金保険料の負担額が軽減されます。一般的に国民年金保険料の納付期限は翌月末までです。当月末に口座振替する方法を早割といい、月60円・年間720円お得になります。なお、現金納付の場合は当月末までに納付をしても割引はないため、注意しましょう。

■前納を活用する

一定期間分の保険料をまとめて前払いする前納を利用すると、まとめる期間によって保険料が割引されます。口座振替と現金払いのどちらの納付方法でも割引が適用されます。ただし、利用する支払い方法や、どのくらいの期間まとめて支払うかによって割引額が変動する点に注意しましょう。

■クレジットカードを利用する

平成20年3月分より、国民年金の保険料はクレジットカード払いが利用できるようになりました。支払い方法は、毎月払い、6カ月前納、1年前納から選択可能です。6カ月前納、1年前納には、現金払いによる前納の割引額が適用されます。

さらに、クレジットカードで国民保険料を支払うとカードのポイントも貯まります。還元率が高いクレジットカードで支払いを行えば、割引とポイント還元の両方の恩恵を受けられるでしょう。

ただし、一部のクレジットカードは、国民年金保険料の支払いによるポイント還元が対象外となる可能性もあります。現在使用しているクレジットカードが対象かどうかを事前に確認しましょう。