アルソックに教えてもらった“安全に逃げ出すための技術” 「首を絞められそうになったときの脱出法」「折り畳み傘の活用術」

AI要約

女性の痴漢や暴行被害を避けるための具体的な防衛策が紹介されている。

身を守るための技術や道具の活用法が具体的に述べられている。

日常生活で気をつけるべきポイントや対処法が示されている。

アルソックに教えてもらった“安全に逃げ出すための技術” 「首を絞められそうになったときの脱出法」「折り畳み傘の活用術」

 警備・セキュリティーサービス会社「綜合警備保障(アルソック)」によると、痴漢や粗暴行為のターゲットになりやすいのが、スカートやハイヒールなど、動きにくい服装をしている女性だという。ぼんやりしている人や、ゆっくり歩いていて警戒心がなさそうな人、スマホを操作していたり、イヤホンで音楽に熱中していたりする人も狙われやすい。

 トラブルに巻き込まれないためには、夜間ひとりで歩かないようにする、警戒を怠らないことは大切だが、万が一襲われたときはどうすればいいのだろうか。

 危険を少しでも回避できる方法をアルソックに教えてもらった。

「力が強い相手と戦うのは不可能。身を守るために必要なのは、安全に逃げ出すための“技術”です」と、同社担当者は言う。いざというときは、体が固まってしまうので、日頃から練習しておこう。

●首を絞められそうになったら

 胸の前で両手を合わせ、相手の両腕の下から差し込み、ひじがまっすぐになるくらい思いっきり突き上げると相手の腕が首から外れる。その隙に逃げること。

●折り畳み傘は一年中常備!

 不審者に遭遇したら、利き手で傘を取り出し、本体をつかんで柄を伸ばし、相手の手元や指に向かって振り回す(ぶつけなくてもよい。派手に振り回すだけでOK)。同時に反対の手でかばんを持ち、体の前面をガード。相手と距離が取れたら逃げる。

●エスカレーターでの盗撮防止に

 スカートの中をスマートフォンなどで盗撮される事件が後を絶たない。特にエスカレーターで狙われやすいので、乗るときは、進行方向に対して斜めに立ち、背中を見せないこと。背後の様子が見えるようにし、警戒を怠らないこと。

取材・文/桜田容子 イラスト/さややん。

※女性セブン2024年7月25日号