家庭で異なる“そうめんの流儀” 「水を切る派」と「氷水派」、薬味は「しょうが」か「わさび」か…しばしばバトルも勃発

AI要約

夏の定番食材であるそうめんについて、家庭ごとの食べ方の違いについて紹介。水を切って食卓に出す派と、氷水に浸した状態で出す派が存在し、その違いについてのエピソードが明かされる。

一家庭では、夫婦の間でそうめんの食べ方について揉めたエピソードが紹介され、水を切って食べる派の夫が、氷水に浸した状態で食べる派の妻に徐々に味を変えられる様子が描かれる。

さらに、別の家庭では薬味に関する意見の相違について言及。ねぎとしょうがだけでなく、わさびやみょうが、さらにはもみじおろしなど、様々な薬味を使うことに驚きを受ける主婦のエピソードが紹介される。

家庭で異なる“そうめんの流儀” 「水を切る派」と「氷水派」、薬味は「しょうが」か「わさび」か…しばしばバトルも勃発

 夏の食べ物の定番といえばそうめん。暑い時には、冷たいそうめんでお腹を満たすという人も多いだろう。一方で、そうめんは家で食べることが多く、家庭によってその食べ方も異なりがち。

 そんなそうめんの食べ方でしばしば議論の対象となるのが、「水を切って食卓に出す」のか、「氷水に浸した状態で食卓に出す」のかという問題だ。ネット上でも「水を切る派」と「氷水派」とでたびたび意見が交わされる。

 都内に住む東京出身の会社員・Aさん(30代男性)は、子供の頃は「水を切る派」だったが、結婚した妻は「氷水派」だったという。

「子供の頃に家で出されていたそうめんは、水を切ってザルに乗せて、そこに何個かの氷がのっていました。でも、九州出身の妻は氷水に浸かっている状態でそうめんを出すんです。九州全域でそういう慣習があるわけではないのでしょうが、初めてそれを見た時は驚きましたね。ただ、頭ごなしに否定するのも違うなと思って、そのまま食べたんです。

 でも、そうめんが水に浸かっている状態だと、食べる時に水切りが完全にできないのでつゆはどんどん薄くなってくるし、そうめんもなんだか伸びてくるように感じる。だから、やんわりと『水を切ったほうがおいしいかも』と妻に言ったら、『じゃあ自分でつくれば?』と言われ、夫婦喧嘩に発展しました」

 揉めてしまったAさん夫婦だったが、その後もAさんの妻は氷水に浸かった状態でそうめんを食卓に出し続けたという。

「今は、まんまと私もいつの間にか『氷水派』になっています。氷水に浸かってるほうが冷たいままで食べられるし、乾かないのでツルツル感が保たれたまま食べられるというメリットもありますね。つゆは薄くなっていきますが、足しながら食べれば問題ないです」(Aさん)

 そうめんを食べる際には、しょうが、わさび、ねぎ、みょうがなど、さまざまな薬味の選択肢があり、どの薬味を使うかはその人の好みだ。神奈川県に住む主婦・Bさん(30代女性)は結婚相手の習慣に衝撃を受けた経験を明かす。

「私は子供の頃からずっと、そうめんの薬味はねぎとしょうが。みょうがを使ったこともありますが、個人的にはそんなに好きではありません。

 結婚したばかりのとき、昼食にそうめんを茹でて、薬味はねぎとしょうがで食卓に出したら、夫が『薬味が足りない。わさびないの?』って言うんです。わさびを使う人もいることはわかるんですが、すでに夫はつゆにたっぷりしょうがを入れているんです。

『しょうがをそれだけ入れたら、わさびは要らないでしょ?』と聞き返すと、夫は『両方いれるんだよ』と。しょうがバージョンとわざびバージョン、それぞれのつゆで食べるならまだしも、両方一気にとは……ちょっと信じられなかったですね」

 しょうがとわさびを併用したいという夫の希望に応えて、その後はしょうがとわさび、さらにはねぎ、そしてみょうがも出すようになったというBさん。夫の“薬味好き”はさらにエスカレートした。

「冷蔵庫の中に鍋用に買ってあったチューブのもみじおろしがあったんですが、気づいたら夫はそれもつゆに入れていました。もはや刺激的な味がするものなら、なんでもいいのでしょうか……」(Bさん)