“AMG”や“M”とはここが違う! JLRの最強マシン「ディフェンダー・オクタ」とは何者か?

AI要約

2024年6月、南房総の会員制サーキットで行われた「DEFENDER ELEMENTS」という特別プレビューイベントに参加した記者。新型ディフェンダー・オクタの内覧会で、日本と台湾から報道関係者や顧客が集まり、英国風の雰囲気の中、最新モデルの魅力を堪能した。

イベントでは、THE MAGARIGAWA CLUBの施設を使い、新型ディフェンダーの走行性能も体験。プレミアムブランドらしい特別なおもてなしに驚きながら、記者は思わず感慨にふけった。

日本と世界各地で開催されたこのイベントは、ディフェンダーファンにとっては見逃せない機会となった。

“AMG”や“M”とはここが違う! JLRの最強マシン「ディフェンダー・オクタ」とは何者か?

2024年6月某日、記者は千葉・南房総の会員制サーキット「THE MAGARIGAWA CLUB」にいた。一山いくらの民草が、なぜそんな場違いな場所に? というと、「ディフェンダーOCTA(オクタ)」の特別プレビューイベント「DEFENDER ELEMENTS」にお呼ばれしたからだ。

わざわざ当記事にアクセスされた御仁なら、いまさらディフェンダー・オクタの概要について説明は不要だろう。JLR(旧ジャガー・ランドローバー)が擁する世界屈指のクロスカントリーモデル、ディフェンダーのラインナップに追加された、「史上最もタフで、最も走破性が高く、最もラグジュアリーな新たなヒーローモデル」(プレスリリースより)である。

DEFENDER ELEMENTSは、そのディフェンダー・オクタを報道関係者や潜在顧客向けに披露する、いわば内覧会だ。イギリスを皮切りに、ドイツ、イタリア、ドバイ、アメリカの東海岸と西海岸、そして日本の世界7カ所で開催された。

記者が取材した日本での回には、同車が導入される日本や台湾の報道関係者、インフルエンサー、そしてディフェンダー・オクタを契約済み、あるいは購入を検討しているカスタマーらが参加。浮世離れしたTHE MAGARIGAWA CLUBのしつらえや、流ちょうに英語を話す(当たり前だ)JLR本社スタッフの存在もあって、典型的日本人の私としては、なんとも異国情緒を感じるなかでの取材となった。思い起こせば、国内のイベント取材でNDA(秘密保持契約)のサインと事前提出が求められたのも、これが初。小心者の記者は、その段階からすっかり空気にのまれていた。

加えて会場では、イベントの待ち時間にTHE MAGARIGAWA CLUBのサーキットやオフロード場で、ディフェンダーの走行性能を満喫(残念ながら、こちらはオクタではなかったが)。「特別な体験を提供してこそ」というモダンプレミアムブランドならではの歓待(参照)に、「なんだかすごいことになっちゃったぞ」と、某グルメ漫画の主人公のように脳内でひとりごちた。