レザーのiPhoneケースで躍進 イタリアの「ボナベンチュラ」、シンプルな洗練

AI要約

ボナベンチュラは、シンプルでエレガントなデザインが特徴のイタリアのラグジュアリーブランド。豊富なカラーバリエーションで着心地の良さと上質感を追求し、クワイエット ラグジュアリーを体現している。

クワイエット ラグジュアリーのアイテムは、一期一会のファッションよりも永く愛用できる高品質なもの。社会的背景も考慮した持続可能な選択として人気急上昇。

地球環境への配慮からも注目されるボナベンチュラ。過剰なデザインを排し、静かな贅沢を追求する姿勢が支持されている。

レザーのiPhoneケースで躍進 イタリアの「ボナベンチュラ」、シンプルな洗練

ハイエンドなブランドが、カジュアル一辺倒から品格を感じさせるシンプルでエレガントな方向に少しずつ変化しつつある。それが「クワイエット ラグジュアリー(「静かな贅沢(ぜいたく)」の意味)」という流れ。過剰なデザインや派手なストリート系でよく見られる大きなロゴといったニュアンスを排除し、上質で着心地が良く、シンプルかつ穏やかなデザインが特徴だ。今回は、バッグや革小物で、まさにクワイエット ラグジュアリーを実現する、イタリアのブランド「ボナベンチュラ(BONAVENTURA)」の魅力に迫る。

2023年11月、東京・銀座に都内では2店舗目となるフラッグシップショップ(旗艦店)をオープン。このところ、注目度が高まっているのが、イタリア・ミラノ発のラグジュアリーレザーグッズのブランド、ボナベンチュラだ。

バッグも財布などの革小物も、過剰な装飾を排したシンプルなデザインが特徴。そして、多くのアイテムで豊富なカラーバリエーションを用意している。まさに「持つ人の好感度」を上げ、日常を上質なものにするアイテムがそろう。

いま、おしゃれ上手の間で支持を広げているのは、他者の視線より、着心地の良さや素材の上質感で満足感を得られる、クワイエット ラグジュアリーを実現するアイテムたち。ボナベンチュラはまさにそうしたニーズにマッチし、人気が高まっている。

確かに、一目でどのブランドか分かる、流行最前線のカジュアルな服を着るのは楽しいし、とても気分が上がる。

しかし、究極を言えば、そのアイテムはその年だけのもの。次のシーズンになれば、もう「古い」とのレッテルを貼られてしまう。

もちろん、それを気にせずに着続けるかどうかは個人の自由だ。とはいえ、そういったアイテムに飛びつく人は、やはり次に何かが出てくれば、その「新しいもの」をさらに追い求めがち。希少なものを求めて、転売サイト行きにもなりかねない。

けれど、同じブランドの中でも、クワイエット ラグジュアリーのカテゴリーのモノを選択すれば、どうだろう。元々が高品質なので、オンオフ問わず使えて、モノによっては一生モノとして愛用し、次の世代に譲ることだってできる。

地球温暖化などを背景に、環境配慮やサステナビリティー(持続可能性)が問われる時代。そうした社会背景も静かな贅沢の選択を後押ししている。そこで、確かな品質でニーズに応えてくれるブランドとして、ボナベンチュラが急浮上している。