円安は成長するチャンス」ANAが欧州路線を拡大へ インバウンド需要も

AI要約

ANAは歴史的な円安を背景に増加するインバウンド需要に対応し、ヨーロッパ路線の拡大を図る。

円安を生かし、羽田からパリ、ミュンヘンなどの路線を増便し、新たにミラノ、ストックホルム、イスタンブールにも就航。

準備が整ったため、ヨーロッパ便の増便が可能になり、ANAは2030年訪日6000万人の目標達成に貢献する意向。

歴史的な円安を背景に増加するインバウンド需要をとらえ、ANAはコロナ禍以降、運休や減便が続いていたヨーロッパ路線の拡大を図ります。

全日空 井上慎一社長

「円安が続いてはいますが、私たちはこれを成長するチャンスととらえています」

 円安を背景に急増しているインバウンド需要に応えるため、ANAは7月以降、羽田からパリ、ミュンヘンに飛ぶ便を毎日運航に増やし、8月からは羽田とウィーンをつなぐ路線も復活させます。

 さらに年末から来年2月にかけて新たにミラノ、ストックホルム、イスタンブールに飛ぶ3路線を就航します。

 ヨーロッパ便は、コロナが5類に移行した後も減便や運休の状態が続いていましたが、不足していた人手の面などで準備が整ったため、増便が可能になったということです。

 ANAは今後も路線の拡大を継続し政府がかかげる「2030年訪日6000万人」の目標達成に向けて貢献していきたいとしています。