独ZEW景気期待指数、7月は予想下回る41.8 1年ぶりの低下

AI要約

7月のドイツ景気期待指数が前月比低下し、1年ぶりの低水準となった。経済が停滞している可能性が示唆された。

ZEW所長は経済見通しが悪化していると述べ、輸出減少や政治不安、金融政策の不透明感が原因と指摘した。

現況指数はわずかに上昇したが、依然としてマイナスの数字を示している。

独ZEW景気期待指数、7月は予想下回る41.8 1年ぶりの低下

Maria Martinez

[ベルリン 16日 ロイター] - 欧州経済センター(ZEW)が16日発表した7月のドイツ景気期待指数は41.8となり、前月の47.5から低下し、ロイターがまとめた市場予想の42.3を下回った。

指数の低下は1年ぶり。ドイツ経済の回復が平坦ではないとの見通しが示された。

ZEWのワムバッハ所長は「経済見通しは悪化している」と指摘。5月の輸出減少、フランスの政治や欧州中央銀行(ECB)の金融政策を巡る不透明感が原因だと指摘した。

現況指数はマイナス68.9と、前月のマイナス73.8から小幅に上昇した。