30歳になりNISAを始めようと思っているのですが、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の違いがわかりません。非課税期間が異なるのでしょうか?

AI要約

お金に関する悩みや将来の備えとして注目されるNISAの特徴について解説しています。

2024年から始まった新NISAの制度内容や成長投資枠、つみたて投資枠の違いについて説明しています。

NISAを始める際の手順や注意点について紹介しています。

30歳になりNISAを始めようと思っているのですが、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の違いがわかりません。非課税期間が異なるのでしょうか?

お金に関する悩みは尽きないものです。とくに、結婚したり子どもができたり、ライフステージが変化するとかかる費用も変わるため「将来に向けて備えなければ」と悩むこともあるでしょう。

そのなかで、最近注目されているのがNISAです。しかし、2024年1月からNISAの新制度が始まったこともあり、「結局NISAとは何なのだろう」と悩む方もいるでしょう。今回はNISAについてその特徴を解説します。

現在のNISAは2024年に開始した新制度です。始まる前までは以前のNISAと区別して新NISAと呼ばれていました。

なお、2024年スタートのNISAの新制度内容は表1のとおりです。

表1

※金融庁「NISA特設ウェブサイト NISAを知る」を基に筆者作成

NISAの新制度においては「成長投資枠」「つみたて投資枠」の2つの枠が設けられており、年間に投資できる金額と投資対象商品、非課税保有限度額が異なります。それ以外においては非課税で保有できる期間が無期限だったり、口座の開設期間は恒久化されていたりと条件は同じです。また、2つの枠を併用することも可能です。

なお、NISAを始める際に気になるのが成長投資枠とつみたて投資枠の違いです。成長投資枠はこれまで投資をしたことがある方、まとまった資金の用意がある方に適しています。一方で、つみたて投資枠はまだまだ投資の経験が浅い方、長期で老後の資金や教育資金などを蓄えたい方に適しているといわれています。

これから投資にチャレンジする場合は、まずつみたて投資枠からスタートしてみるのがおすすめです。

「多くの人がNISAをやっている」と周囲で見聞きしても、「NISAの始め方が分からず悩んでいる」ということもあるでしょう。NISAを始めるには、まず金融機関で口座を開設します。なお、NISAは1人につき1つの口座のみ開設可能です。

NISA口座を開設したら、税務署で二重口座になっていないかを確認されます。問題なければ、実際に取引を進められるようになります。

なお、NISAは利用する年の1月1日時点で18歳以上の成人が対象です。18歳未満の方は利用できないため注意しましょう。